精密根管治療
- Q根管治療は痛いですか?
- A麻酔をしっかり行うため、治療中の痛みはほとんどありません。
治療後に軽い違和感や鈍い痛みが出ることはありますが、通常は数日で治まります。 - Q根管治療は何回くらい通う必要がありますか?
- A症例によって異なりますが、2~4回程度が一般的です。
難症例の場合は回数が増えることもありますが、1回1回を丁寧に行い、成功率を高めています。 - Q他院で治療途中なのですが、引き続き診てもらえますか?
- A可能です。まずは現在の状況をしっかり把握し、最善の治療方針をご提案いたします。

「抜歯しかないと言われた」
「何度治療しても痛みが取れない」
そんなお悩みを抱えていらっしゃるかもしれません。
どうかあきらめないでください。
私たちは、できる限りあなたの大切な歯を残すために、最善を尽くします。
私たちクドウデンタルクリニックは、
「できる限り歯を残したい」
「自分の歯で食事を楽しみたい」
そんな患者さまの想いに、全力で応えたいと考えています。
抜歯宣告された方も、治療に不安を感じている方も、どうぞ一度ご相談ください。
根管治療とは?──歯を救うための最後の砦

根管治療(こんかんちりょう)とは、歯の内部にある神経や血管(歯髄)が感染したときに、汚れた部分を丁寧に取り除き、歯の中をきれいに清掃・消毒して、最終的に薬剤で密封する治療のことを指します。
放置すると、炎症が広がり、最終的には抜歯しか選択肢がなくなってしまいます。
しかし、適切な根管治療を行えば、まだ歯を残せる可能性があるのです。
「歯は失ってからその大切さに気付く」とよく言われます。
だからこそ、根管治療は歯を救うための最後の砦。
当院では、少しでも多くの患者様が「自分の歯で噛む幸せ」を長く味わえるよう、日々真剣に取り組んでいます。
他院で「抜歯しかない」と言われた方へ

もし他の医院で「抜くしかない」と言われたとしても、セカンドオピニオンは大歓迎です。
なぜなら、最新の技術や設備を使えば、抜歯を回避できるケースが少なくないからです。
当院では
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
CT撮影による立体的な診断
MTAセメントによる根の修復
などを駆使して、「もう無理」と言われた歯でも救える可能性を探ります。
あきらめる前に、一度ご相談ください。
あなたの歯を一緒に守る方法を、真剣に考えます。
クドウデンタルクリニックの根管治療 特徴とこだわり
マイクロスコープを用いた精密根管治療

根管治療は、歯の中の非常に細い神経の管(根管)をきれいに清掃・消毒する治療です。
しかし、根管は髪の毛ほど細く、肉眼ではとても見えません。そこで、当院ではマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用しています。
マイクロスコープを使うことで、肉眼の最大20倍以上に拡大しながら、細部まで鮮明に確認しながら治療が可能になります。
これにより、見逃しやすい小さな感染源や破折線まで発見でき、治療精度が飛躍的に向上します。
「神経を取ったのに痛みが引かない」
「治療したはずなのに腫れる」
といった再治療のリスクも、マイクロスコープを使うことで大きく減らせます。
歯科用CTによる立体的な診断

根管治療を成功させるためには、正確な診断が欠かせません。
通常のレントゲン写真は「平面」でしか確認できず、根の形や病巣の大きさを正確に把握するのが難しいことがあります。
そこで当院では、歯科用CT(3D撮影)を導入しています。
CTを使うことで、歯や顎の骨の状態を立体的に見ることができ、通常のレントゲンではわからない、
根管の曲がり具合
隠れた感染
歯のひび割れ(クラック)
骨の中の膿の広がり
などまで、詳細に把握することが可能です。
「原因がわからない」と他院で言われた痛みや腫れも、CT診断によって正しく原因を突き止め、最適な治療方針を立てることができます。
見えないものが見えることで、治療成功率が大きく高まります。
ラバーダム防湿による清潔な治療環境

根管治療では、歯の内部を完全に無菌状態に保つことが非常に大切です。
口の中には常に細菌が存在しているため、治療中に唾液や呼気から細菌が根管内に侵入すると、治療後の再感染リスクが高まります。
そこで当院では、ラバーダム防湿を使用しています。
これは、治療する歯だけをゴム製のシートで隔離し、外からの細菌混入を防ぐものです。
ラバーダムを使用することで、
治療中の感染リスクが激減
薬剤が口の中に漏れるのを防ぐ
治療の集中度が上がる
といったメリットがあります。
MTAセメントによる高い封鎖性

根管治療で最も大切なのは、「きれいにした根管内をしっかり封鎖して再感染を防ぐ」ことです。
そのため、使用する材料にもこだわりが必要です。
当院では、最先端のMTAセメントを積極的に使用しています。
MTAセメントは、
高い封鎖性(細菌を完全にシャットアウト)
高い生体親和性(身体にやさしい)
水分がある環境でも硬化する
という特性を持つ、非常に優れた材料です。
特に、
根の先に穴があいてしまったケース
神経を温存する治療(覆髄)
再治療が難しいケース
などでMTAセメントを使うことで、歯の保存率を大幅に高めることができます。
一般的な材料よりコストは高いですが、「一本でも多く歯を残したい」という想いから、当院では必要に応じて積極的にMTAセメントを使用しています。
ニッケルチタンファイルで根管を正確に清掃

根管は、まっすぐなものばかりではありません。細く、複雑に曲がりくねった根管が多く、それをしっかりきれいにするには高い技術と適切な器具が必要です。
当院では、ニッケルチタンファイルという、最新の柔軟な器具を使用しています。
ニッケルチタンファイルは、
高い柔軟性で曲がった根管にも追従
根管内を均一に清掃できる
治療時間の短縮
といったメリットがあります。
従来のステンレス製のファイルに比べ、根管を無理に削ったり、破折させたりするリスクが大幅に低減されます。
また、電動器具と組み合わせることで、さらに正確で効率的な根管形成が可能になります。
精密な根管清掃が、再感染リスクを減らし、長期的な歯の保存につながります。
超音波洗浄で細部まで徹底除菌

目に見える汚れだけでなく、根管内の微細な細菌までしっかり除去することが、根管治療成功のカギです。
当院では、根管内の洗浄に超音波洗浄器を導入しています。
超音波洗浄では、
超音波の振動で薬剤を微細な隙間まで行き渡らせる
バイオフィルム(細菌のかたまり)を効果的に破壊する
複雑な根管のすみずみまで洗浄できる
といった効果が得られます。
手作業だけでは届かないミクロレベルの細菌まで除去できるため、治療後の再感染リスクを大幅に下げることができます。
歯を長く守るために、当院では見えない細菌とも徹底的に戦うことを大切にしています。
ファイバーコアで歯をしなやかに補強

根管治療後の歯は、中が空洞になり、割れやすくなっています。
そこに適切な土台(コア)を入れて補強することが、歯を長持ちさせるうえで重要です。
当院では、ファイバーコアという最新の土台を使用しています。
ファイバーコアは、
柔軟性があり、天然歯に近いしなやかさ
金属アレルギーの心配がない
光を透過するので、審美性も高い
という特徴があります。
従来の金属製の土台に比べ、歯根へのダメージが少なく、歯が割れるリスクを大きく減らすことができます。
「治療した歯がすぐ割れて抜歯になった」という悲しい結果を防ぐために、当院ではできるだけファイバーコアを使用し、歯の寿命を延ばすことを目指しています。
ヘミセクション・トライセクション(分割抜歯)による歯の保存
通常なら「抜歯」と診断されるようなケースでも、あきらめずに歯を残す方法があります。
それがヘミセクション(歯の根を半分だけ抜く方法)、トライセクション(3根の歯で行う場合)です。
例えば、
一部の根だけが感染している
根の破折が一部だけにとどまっている
歯周病で一部の根だけが支えられない
といった場合に、問題のある根だけを切除し、残った部分をしっかり活かして治療します。
これにより、完全な抜歯を回避し、咬み合わせや見た目を守ることができます。
もちろん、高度な診断力と技術が必要ですが、「少しでも自分の歯を残したい」という患者さまの気持ちに応えるために、当院では分割抜歯にも積極的に対応しています。

抜歯宣告された方へ

「この歯はもう抜くしかありません」と歯科医院で告げられ、ショックを受けた方も多いのではないでしょうか。
長年ご自身の歯で噛んできた思い出、失うことへの不安、治療後どうなるのかという疑問――
抜歯の宣告は、心身ともに大きな負担となります。
しかし、抜歯と宣告された歯でも、治療法を工夫することで保存できるケースが少なくありません。
当院では「できるだけ歯を残す」ことを第一に考え、様々な専門的なアプローチを行っています。
もちろん、歯を無理に残すことで逆に患者さんに負担をかける場合もあります。
当院では、保存が可能かどうか、また長期的にみて健康を保てるかを慎重に判断し、患者さんにわかりやすくご説明した上で、最善の選択肢をご提案いたします。
「本当に抜歯しかないのか?」
そう感じたら、ぜひ一度、当院にご相談ください。
あなたの大切な歯を守るために、最善を尽くします。
よくある質問(Q&A)