審美歯科治療
- ドクターが型取り
- 技工士が模型だけ見て製作
- Q保険診療と自費診療、何がそんなに違うのですか?
- A保険診療では、治療方法や使用材料に国からの制約があり、どうしても「最低限の治療」が中心になります。
一方、自費診療では使用できる材料も技術も無制限。より精密な型取り、耐久性の高い材料、美しさを追求できるため、仕上がりの質と長持ちのレベルが大きく違います。 - Qセラミックの詰め物や被せ物は、どれくらい持ちますか?
- A使い方やメンテナンスにもよりますが、10年以上もつケースも多いです。
定期検診・クリーニングをしっかり受けていただければ、さらに長持ちする可能性が高まります。 - Qダイレクトボンディングはすぐに変色しますか?
- A高性能な材料を使っていますので、すぐに黄ばむことはありません。
ただし、経年変化は避けられないため、定期的なメンテナンスや表面の磨き直しで美しさをキープできます。 - Qセラミック治療は痛いですか?
- Aご安心ください。当院では痛みを最小限に抑える麻酔技術を取り入れています。
また、マイクロスコープを使った繊細な治療により、不要なダメージを避けながら進めますので、「思ったより楽だった」という声を多くいただいています。 - Q審美治療の相談だけでも大丈夫ですか?
- Aもちろんです。「まずは話だけ聞いてみたい」「自分に合った治療方法を知りたい」という方も大歓迎です。 お気軽にご相談ください。
あなたの笑顔を、もっと美しく、もっと健康に

川崎市のクドウデンタルクリニックでは、見た目の美しさだけでなく、将来的な歯の健康まで考えた審美歯科治療を行っています。
歯はただ「白ければいい」「きれいに見えればいい」というものではありません。
噛み合わせや機能をしっかり考慮しなければ、かえって歯や身体に負担をかけてしまうこともあります。
当院では、マイクロスコープを使った精密な診療、シリコン印象材や最新口腔内スキャナーを用いた高精度の型取り、そして経験豊富な技工士の立ち合いによって、見た目・機能・耐久性をすべて兼ね備えた審美治療をご提案しています。
「保険でできる治療と自費治療って、何が違うの?」
「見た目はきれいにしたいけど、費用も気になる…」
そんな不安や疑問にも、丁寧にお答えしながら、患者さまにとって一番納得できる治療方法を一緒に考えていきます。
保険治療と自費治療の違いについて
保険治療とは?
保険治療は、日本の健康保険制度に基づいた治療方法です。
「機能回復」が目的とされており、「見た目の美しさ」や「材質のグレード」は、あくまで二の次となっています。
「最低限、噛める」「最低限、問題なく日常生活が送れる」ことを目指すのが保険治療です。
ただし、審美性(見た目の自然さ)や、耐久性においてはどうしても制限が出てしまいます。
具体的な特徴
使用できる材料が決められている(銀歯、レジンなど)
見た目はあまり自然ではないことが多い
必要最低限の強度・機能性は確保されている
費用負担が少ない(3割負担など)
自費治療とは?
自費治療は、患者さまご自身が全額費用を負担する治療方法ですが、その分制限なく、最良の材料・最良の方法を選べます。
単なる「詰める」「被せる」ではなく、長く歯を守り続けるための「未来への投資」が自費治療です。
具体的な特徴
セラミックやジルコニアなど、自然な見た目と強度を兼ね備えた材料を使用できる
噛み合わせ、機能、歯ぐきとの調和まで精密に設計できる
マイクロスコープでの超精密な治療や、シリコン印象材での高精度な型取りができる
技工士との綿密な連携により、1本1本オーダーメイドで作製
長期的に見て、歯や口全体の健康を守ることにつながる
見た目も耐久性も妥協したくない方におすすめ
マイクロスコープを使用した精密審美歯科治療

歯科治療の世界でも、「精密さ」が求められる時代になっています。
肉眼だけでの治療では、どうしても見落としてしまう微細なひび割れや、詰め物・被せ物との微妙なズレを完璧に捉えることは困難です。
そこで当院では、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を積極的に活用し、最大20倍以上の拡大視野で治療を行っています。
肉眼では見えない細かな虫歯の取り残しを防げる
歯をできるだけ削らずに済む(ミニマルインターベンション)
被せ物の適合精度を格段に高められる
神経の治療(根管治療)でも成功率を飛躍的にアップできる
つまり、マイクロスコープを使用することで、「より歯を守れる」「より長持ちする治療」が実現できます。
特に審美歯科治療では、詰め物・被せ物と天然の歯の境目をいかに自然に仕上げるかがとても重要です。 マイクロスコープの力を活かすことで、違和感のない、美しく自然な仕上がりを目指します。
印象(型取り)の違い
審美歯科治療の精度を左右する最大のポイントのひとつが、「型取り(印象)」です。
型取りが正確でなければ、どんなに良い材料を使っても、ぴったりフィットする補綴物(詰め物・被せ物)は作れません。
当院では、保険治療で一般的に使われるアルジネート印象材(簡易的な型取り材料)ではなく、自費治療では以下の方法を組み合わせ、圧倒的に高精度な型取りを行っています。
シリコン印象材

シリコン印象材は、精密な型取りを行うための高性能材料です。
保険適用の材料に比べて、
寸法変化が非常に少ない
細かい歯の凹凸まで正確に再現できる
装着後の補綴物(被せ物・詰め物)がぴったり合いやすい
という大きなメリットがあります。
これにより、被せ物と歯の間に隙間ができるリスクを最小限に抑えられ、再び虫歯になりにくくなります。
耐久性、機能性、美しさすべてにおいて、シリコン印象材を使用することでワンランク上の治療が可能となるのです。
歯肉圧排(しにくあっぱい)

「歯肉圧排」とは、型取りの際に、歯と歯ぐきの間にあるわずかな溝(歯肉溝)を一時的に広げる処置です。
これによって、歯ぐきの中に隠れている部分までしっかり型取りできるため、補綴物の境界がきれいに、かつピタリと適合します。
通常、圧排糸という細い糸を歯ぐきにやさしく挿入して、血や唾液をブロックしながら型取りの準備をします。
歯肉圧排をきちんと行うことで、下記のようなメリットがあります。
被せ物のフィット感が格段にアップ
将来的な歯ぐきの炎症リスクが減少
仕上がりの美しさが向上
このステップを省略すると、どんなに高価な素材を使っても、その力を発揮できません。
だからこそ、私たちは「型取り前の下準備」にも徹底的にこだわっています。
口腔内スキャナー

最新技術として、当院では口腔内スキャナーも導入しています。
これは、従来の「型取り材」を使わず、小型カメラでお口の中を撮影し、そのデータを3D化する方法です。
嘔吐反射が強い方でも安心(苦しくない)
型取り材の不快感ゼロ
デジタルデータなので、より精密な設計が可能
技工士との連携もスムーズ
特に審美歯科治療においては、細かな噛み合わせや形状を正確に再現できることがとても大きなメリットとなります。 また、万一データに不備があった場合でもすぐに撮り直しが可能なため、患者さまの負担を大幅に減らしながら、最高品質の仕上がりを追求できます。
技工士の立ち合い
審美治療で「どれだけ美しい歯を作れるか」は、技工士の腕にも大きく左右されます。
しかし通常の治療では、
という流れで作業が進むため、どうしても患者さまの本来の歯の色味や、質感、口元とのバランスまで正確に伝わりづらい場合があります。
そこで当院では、重要な症例では技工士本人が直接立ち会い、患者さまのお顔やお口の状態をリアルタイムで確認しながら、色や形を細かく調整する体制をとっています。
これにより、まるで天然歯のような、違和感ゼロの美しい仕上がりを実現しています。
周囲の天然歯と完璧に調和する色合わせ
歯ぐきのラインや笑ったときのバランスまで考慮
唇や顔全体との「自然な一体感」を重視
当院で取り扱っている審美歯科メニュー
審美歯科治療では、症例やご希望に応じてさまざまな素材を使い分けます。
ジルコニア(Zirconia)

ジルコニアは、「人工ダイヤモンド」とも呼ばれるほど高い強度を誇るセラミック素材です。
強度・見た目・生体親和性すべてに優れた、非常に人気の高い素材です。
ただし、非常に固い反面、細かな色合いの調整はe.maxに比べやや難しい場合もあります。
特徴
圧倒的な強度があるので、奥歯など力がかかる部位にも最適
透明感があり、天然歯に近い自然な見た目に仕上がる
金属を一切使用しないため、金属アレルギーの心配がない
汚れがつきにくく、歯ぐきへの刺激も少ない
e.max(イーマックス)

e.maxは、ガラス系セラミックの一種で、特に透明感と美しさに優れた素材です。
「前歯の美しさにこだわりたい」「できるだけ自然に見せたい」という方には、e.maxがおすすめです。
特徴
天然歯と見分けがつかないほど高い審美性
適度な強度で前歯・小臼歯に最適
歯にやさしい硬さで、対合歯(噛み合う歯)を傷めにくい
金属不使用で、アレルギーリスクがない
ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングは、歯科用の高性能レジン(樹脂)を直接歯に盛りつけ、その場で形や色を細かく調整していく技術です。
「できるだけ歯を削りたくない」「短期間で自然にきれいにしたい」方に人気です。
ただし、長期的な色の変化や摩耗には注意が必要ですので、定期的なメンテナンスをおすすめします。
特徴
歯を最小限しか削らずに済む(削らないことも可能)
治療回数が1回で完了することが多い
欠けた歯やすきっ歯、初期の虫歯にも対応可能
セラミックに比べると費用を抑えやすい
メタルボンド

メタルボンドは、内側に金属、外側にセラミックを焼き付けた被せ物です。
ただし、経年変化で歯ぐきに黒ずみ(ブラックマージン)が出ることがあり、審美性を重視する前歯には、より自然なオールセラミック系素材が選ばれることが増えています。
特徴
長年の実績があり、耐久性に優れている
保険適用の金属に比べ、金属アレルギーのリスクが低い(金属の種類による)
奥歯など強い力がかかる場所でも安心
ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、セラミックと樹脂(レジン)を混ぜた素材です。
自然な仕上がりで審美的にも優れていますが、経年変化で多少変色したり、摩耗しやすいデメリットもあります。
「できるだけコストを抑えたいが、白く自然な見た目を求めたい」という方に適しています。
特徴
セラミックより柔らかく、噛み合わせに優しい
費用も比較的リーズナブル
色調再現性もそこそこあり、自然な仕上がり
ゴールド

ゴールド(貴金属)は、実は非常に優れた歯科材料です。
特に奥歯に使う場合、機能性・耐久性に優れています。
見た目よりも「とにかく機能性と長持ち重視」という方におすすめです。
特徴
歯との適合精度が抜群に良い(すき間ができにくい)
しなやかな強度で、歯に負担をかけにくい
腐食しにくく、非常に長持ちする
ラミネートべニア

ラミネートべニアは、歯の表面を薄く削り、そこにセラミック製の薄いシェル(付け爪のようなもの)を貼り付ける治療です。
「前歯の色や形を美しく整えたい」「笑顔に自信を持ちたい」方に最適です。
特徴
前歯の形・色を短期間できれいに整えられる
歯の削除量が少ない(必要最小限)
ホワイトニングで効果が出にくい着色歯にも有効
よくある質問(Q&A)