入れ歯治療
- Q入れ歯は慣れるまでにどれくらいかかりますか?
- A一般的に、新しい入れ歯に慣れるまでには2週間~1ヶ月程度かかる方が多いです。
最初は違和感を覚えるかもしれませんが、使い続けるうちに自然と慣れていきます。
ただし、痛みや強い不快感が続く場合は、遠慮なくご相談ください。調整を行うことで、快適に使えるようになります。 - Q食事がしにくいと感じたときは、どうすればいいですか?
- A最初は柔らかいもの、小さくカットしたものからゆっくり食べ始めるのがおすすめです。
慣れてきたら徐々に、普通の食事へと戻していきましょう。
それでも食べづらさが続く場合は、噛み合わせの調整が必要なこともありますので、お早めにご来院ください。 - Q入れ歯をつけたまま寝ても大丈夫ですか?
- A基本的には、寝る前に外していただくことを推奨しています。
外して寝ることで、歯ぐきや粘膜を休ませ、細菌繁殖を防ぐことができます。
どうしても外すことが難しい場合は、ご相談いただければ適切な対応をアドバイスいたします。 - Q保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いは何ですか?
- A最大の違いは使える材料と設計の自由度です。
保険の入れ歯は限られた材料(レジン樹脂など)で製作するため、厚みがあり違和感を感じやすい傾向があります。
一方、自費の入れ歯は、金属床やシリコン、ノンクラスプデンチャーなど選択肢が広がり、「薄く」「軽く」「自然に」「丈夫に」作ることが可能です。
見た目、装着感、耐久性を重視したい方には自費治療がおすすめです。 - Q自費の入れ歯はどれくらいもちますか?
- A自費の入れ歯は、丁寧に使っていただければ10年以上使える場合も珍しくありません。
ただし、お口の中の環境(歯ぐきのやせ、骨の変化)に応じて、数年ごとに微調整やリベース(裏打ち)が必要になることもあります。
定期的なメンテナンスを受けることで、より長持ちさせることができます。 - Q今使っている入れ歯の調整だけでも診てもらえますか?
- Aはい、今お使いの入れ歯の「痛い」「ゆるい」「外れやすい」などのお悩みにも対応しています。
調整で対応可能な場合もありますし、場合によっては新しく作り直すご提案をすることもあります。
まずはお気軽にご相談ください。 - Qインプラントと入れ歯、どちらがいいのでしょうか?
- Aそれぞれメリット・デメリットがあり、患者さまの年齢・お口の状態・ご希望によって最適な方法が異なります。
インプラントは自分の歯のように固定されるため快適ですが、外科手術が必要であり、費用も高額になります。
一方、入れ歯は手軽に始められ、体への負担も少ないです。
当院では、インプラント義歯(インプラントを支えに使う入れ歯)という選択肢もご用意していますので、詳しくご説明いたします。 - Qノンクラスプデンチャーは誰でも作れますか?
- Aほとんどの方に対応可能ですが、残っている歯の状態や噛み合わせによっては適さない場合もあります。
特に支える歯が弱っている場合は、他の方法(シリコン義歯やアタッチメント義歯)をおすすめすることもあります。
まずは一度、お口の状態を診させてください。 - Q入れ歯のお手入れはどうすればいいですか?
- A毎日、入れ歯専用ブラシで優しく磨き、寝る前には専用の洗浄剤につけ置きするのが理想です。
熱湯や漂白剤などを使うと、変形・変色の原因になりますのでご注意ください。
また、半年~1年に一度は、クリニックでのプロフェッショナルクリーニングもおすすめです。 - Q初めての相談だけでも大丈夫ですか?
- Aもちろんです。「入れ歯について話を聞いてみたい」「今後どうするか考えたい」だけでも、歓迎しています。
無理な治療の押し付けは一切しませんので、安心してご相談ください。
初診カウンセリングは、じっくり時間をかけてお話しを伺います。

「入れ歯が気になって、外食が楽しめない」
「人前で思いきり笑えない」
そんな風にお悩みの方もいらっしゃるかと思います。
入れ歯は、単なる“歯の代わり”ではありません。
自分らしく生きるために必要な、大切な一部だと私たちは考えています。
もし、いま現在「入れ歯が合わない」「痛い」「外れやすい」などのお悩みがあるなら、どうか我慢しないでください。
入れ歯は、きちんとした作り方、丁寧な調整、適切なアフターフォローを行えば、驚くほど快適になります。
合わない入れ歯を使い続ける危険性

「ちょっと痛いだけだし…」
「慣れれば大丈夫かな」
と、合わない入れ歯を無理して使っていませんか?
実は、合わない入れ歯を放置すると、次のようなリスクが高まります。
口の中に傷ができ、炎症や感染症を引き起こす
顎の骨(あごぼね)がどんどん痩せてしまう
噛む力が低下して、栄養不足や全身疾患につながる
発音が悪くなり、会話がしにくくなる
人と会うのが億劫になり、社会的な孤立を招く
つまり、合わない入れ歯を使い続けると、お口だけでなく全身の健康や生活の質(QOL)にも悪影響を及ぼしてしまうのです。
合わない原因は、入れ歯自体の形や材質だけでなく、お口の変化(顎の骨の減少、粘膜の変化)も関係しています。
そのため、「作った当初はぴったりだったのに、最近合わなくなった」という方も多いのです。
当院では、入れ歯の製作・調整に力を入れ、少しでも違和感や痛みを感じた場合は、遠慮なく相談できる体制を整えています。
「まだ大丈夫」ではなく、「気になったらすぐ相談」をおすすめします。
保険治療でも丁寧に。クオリティを追求します

入れ歯には、保険治療と自費治療があります。
保険の入れ歯は、基本的にレジン(プラスチック)製で、使用できる材料や設計に制限があります。
一方、自費治療の入れ歯は、金属を使ったり、目立たない設計にしたり、より自然で快適なものを作ることができます。
しかし、保険だから粗雑な作りになるわけではありません。
当院では、保険・自費にかかわらず、
「一つ一つの工程を丁寧に」
「患者さまにとって最良の状態を目指して」
製作・調整を行っています。
保険診療でも、以下のような工夫を重ねています。
患者様専用の個人トレーを作製して、精密な型取りを実施
噛み合わせを慎重にチェックし、食べやすさ・話しやすさを追求
完成後も微調整を行い、最適なフィット感を実現
これらの積み重ねが、「保険でも違和感が少ない」「痛みがない」入れ歯作りに繋がっています。
アフターフォローもしっかり。入れ歯は“作って終わり”ではありません

入れ歯は、作って完成ではありません。
実際に使い始めると、少しずつお口に馴染んでいく一方で、微妙な違和感やズレが出てくることもあります。
また、年月とともにお口の形も変化していきます。
そのため、定期的なチェックと適切なメンテナンスがとても大切です。
当院では、
入れ歯使用後のチェック
痛みや不具合が出た際の迅速な対応
顎や粘膜の健康管理
必要に応じたリライニング(裏打ち)や調整
など、アフターフォローにも力を入れています。
「合わないかも?」と感じたら、我慢せずすぐにご連絡ください。
私たちが、あなたのお口のパートナーとして全力でサポートいたします。
【こだわりの型取り】個人トレーの作製

一般的な保険診療では、既成の型取り用トレー(既製トレー)を使うことが多いですが、当院では「個人トレー」を作製して、より精密な型取りを行っています。
個人トレーとは、患者様一人一人のお口の形に合わせてオーダーメイドで作るトレーのこと。
個人トレーを使うメリットは、
ぴったりフィットする型取りができる
その人独自の噛み合わせ・筋肉の動きに合わせた設計ができる
入れ歯の完成度が大幅に高まる
という点です。
「保険だから簡単に…」ではなく、「保険でも、できる限り精密に」。
それがクドウデンタルクリニックの入れ歯作りへのこだわりです。
自費治療の入れ歯 ― あなただけの“こだわりの義歯”を
入れ歯は単なる「食べるための道具」ではありません。
毎日の生活を快適にし、自然な笑顔を取り戻し、そして何より、ご自身の「自信」を支える大切なパートナーです。
クドウデンタルクリニックでは、見た目・噛み心地・耐久性を重視した、自費治療の入れ歯にも力を入れています。
「もっと自然に」「もっと快適に」そんな想いに応える、さまざまなオーダーメイド義歯をご用意しています。
金属床義歯(きんぞくしょうぎし)

軽くて、丈夫で、薄い。違和感が少ない高機能義歯。
金属床義歯とは、入れ歯の“床(しょう)”と呼ばれる部分(歯ぐきに当たる部分)を、金属で作った入れ歯です。
使用する金属には、コバルトクロム、チタンなどを選ぶことができます。
金属アレルギーが心配な方には、チタン床をおすすめしています。
「しっかり噛める」「自然に話せる」「食事が楽しくなる」
そんな理想を叶える、ハイグレードな入れ歯です。
金属床義歯の魅力
とても薄く仕上がるので、口の中で違和感が少ない
熱伝導性が良いため、食べ物の温かさ・冷たさをしっかり感じられる
強度が高く壊れにくいので、長持ちしやすい
発音が自然になりやすい
ノンクラスプデンチャー

バネが見えない!自然な見た目を追求した審美義歯。
ノンクラスプデンチャーは、通常の部分入れ歯にある「金属のバネ(クラスプ)」が一切見えないタイプの入れ歯です。
入れ歯をしていることを、周りに気づかれたくない方におすすめです。
審美性を重視したい方に、特に人気の高い義歯です。
ノンクラスプデンチャーの魅力
金属バネがないので、見た目がとても自然
軽くて柔らかく、装着感が良い
歯ぐきにフィットしやすく、外れにくい
シリコン義歯(コンフォートデンチャー)

やわらかクッションで、痛みをやさしく包み込む。
シリコン義歯とは、入れ歯の裏側(歯ぐきに接する面)に、特殊な生体用シリコンを貼り付けた入れ歯です。
「入れ歯が当たって痛い」「硬い入れ歯がつらい」
そんなお悩みを抱える方にぴったりです。
やわらかな装着感で、これまでの入れ歯のイメージが変わるかもしれません。
シリコン義歯の魅力
クッション性があり、歯ぐきにやさしい
痛みや圧迫感を大幅に軽減できる
吸着性が高く、外れにくい
アタッチメント義歯

見た目も機能性も両立!しっかり噛める高精度義歯。
アタッチメント義歯とは、残っているご自身の歯や根っこ(歯根)に専用の装置(アタッチメント)を取り付けて、入れ歯をカチッとはめ込むタイプの義歯です。
ただし、残っている歯の状態によって適応できるかが決まるため、まずはしっかり診査・診断を行います。
見た目も噛み心地も妥協したくない方におすすめの選択肢です。
アタッチメント義歯の魅力
金属バネが不要で見た目が自然
ずれにくく、しっかり噛める
支えになる歯に負担がかかりにくい
インプラント義歯(インプラントオーバーデンチャー)

固定式のような安定感!噛み心地を追求する方へ。
インプラント義歯とは、あごの骨に数本のインプラント(人工の歯根)を埋め込み、そのインプラントを土台にして入れ歯を固定する治療方法です。
通常の入れ歯では「噛めない」と感じる方にも、非常に高い満足度を得られています。
しっかり噛んで、食事を楽しみたい方にぜひ知っていただきたい治療法です。
インプラント義歯の魅力
ぐらぐらしない、しっかり安定した噛み心地
取り外してお手入れできるので清潔
骨の吸収(やせ)を防ぎやすい
よくある質問(Q&A)