小児歯科
- Q何歳から小児歯科に通うべきですか?
- A歯が生え始める生後6か月~1歳ごろを目安に、最初の受診をおすすめします。
この時期は虫歯予防だけでなく、正しいお口の成長をサポートする大切なタイミングです。
「歯が1本でも生えたら、歯医者デビュー」をひとつの目安にしましょう。 - Q初めての受診では何をしますか?
- A初診では、まずお子さまのペースに合わせて診療室に慣れることから始めます。
お口の中のチェック、虫歯・歯並びの確認、そしてご家庭でのケア方法をアドバイスいたします。
いきなり治療をすることはありませんので、どうぞ安心してお越しください。 - Q子どもが歯医者さんを怖がっています。どうしたらいいですか?
- A無理に治療を進めるのではなく、慣れる練習から始めます。
まずは診療室に入る、イスに座る、器具に触れる…そんな小さなステップを積み重ねることで、少しずつ「怖くない」という気持ちを育てます。
保護者の方も、できるだけポジティブな声かけをしてあげてくださいね。 - Qフッ素塗布は何歳から必要ですか?
- A歯が生え始めたら、フッ素塗布を始めることができます。
特に乳歯は虫歯になりやすいため、定期的なフッ素塗布(3か月~6か月に1回)で歯を強くしてあげましょう。 - Q仕上げ磨きはいつまで必要ですか?
- A一般的には小学校高学年(10~12歳ごろ)まで仕上げ磨きをしてあげるのが理想です。
特に、永久歯が生えたばかりの時期は虫歯になりやすいため、親御さんのサポートがとても大切です。 - Q指しゃぶりやおしゃぶりは、いつまでにやめたほうがいいですか?
- A指しゃぶり・おしゃぶりは、3歳ごろまでに自然に卒業できるのが理想です。
4歳以降も続く場合は、歯並びやかみ合わせに影響する可能性があるため、やさしくサポートしながら卒業できるよう、私たちもお手伝いします。 - Q小児矯正(子どもの矯正)は何歳から始められますか?
- A矯正のスタート時期は、お口の状態によって異なりますが、5~8歳ごろから始めるケースが多いです。
「歯並びが気になる」「あごが小さい気がする」など気になることがあれば、早めにご相談ください。
成長を活かした矯正ができるため、将来の負担も減らせます。 - Q痛みがなくても定期検診は必要ですか?
- Aはい、必要です。
虫歯や歯並びの問題は、痛みが出る前に発見して対策することが大切です。
3か月~6か月に1回の定期検診で、お子さまのお口の健康を守りましょう。 - Q治療中に泣いたり暴れたりしてしまったらどうなりますか?
- A泣くことも、怖がることも、まったく問題ありません。
お子さまのペースに合わせながら、無理せず進めますのでご安心ください。
必要に応じて、トレーニングからスタートしたり、診療回数を分けるなどして、徐々に慣れていくお手伝いをします。 - Q保護者も診療室に入れますか?
- Aはい、もちろんです。
お子さまが安心できるように、保護者の方にも一緒に診療室に入っていただけます。
ただし、年齢や治療内容によっては、少しずつ「ひとりで頑張る」練習をすることもあります。
「歯医者さん嫌い」にさせないために

「うちの子、ちゃんと歯医者さんに行けるかな?」
「虫歯が心配だけど、怖がらないか心配」
そんな不安をお持ちの親御さんもきっと多いのではと思います。
でも大丈夫です。
当院では、無理に治療を進めることは絶対にしません。
まずは「歯医者さんって怖くないんだ」「楽しい場所なんだ」と思ってもらえるよう、やさしく、ていねいに、トレーニングからスタートしていきます。
小さなうちからの歯医者さん通いが、お子さまの未来の歯を守ります。
そして、それはきっと、お子さまの健康で素敵な笑顔を育む力にもなると、私たちは信じています。
初診では、いきなり治療を始めることはありませんので、まずは安心してご相談にお越しください。
小児歯科は「通うだけでも大きな成長」

最初は「怖い」と泣いていた子が、数か月後には「今日は何するの?」「早く診てもらいたい!」と笑顔で来院してくれる。
そんな成長を、私たちは何度も見てきました。
それは、お子さま自身のがんばりと、親御さんのサポート、そして私たちのチームワークの結果です。
小児歯科は、ただ虫歯を治す場所ではありません。
お子さまが
自分の体を大切にする心
健康への意識
小さな成功体験
を積み重ねる、大切な成長の場だと私たちは考えています。
クドウデンタルクリニックの小児歯科 3つの約束
① 嫌がるお子さまには無理に治療をしません

「治療はできるだけ早く進めたほうがいい」
これは確かにその通りです。
でも、無理やり押さえつけて治療をしてしまうと、お子さまの心に
「歯医者=怖い」
「痛いことをされる場所」
その結果、大人になっても歯科医院を避けるようになり、虫歯や歯周病を悪化させてしまう——
そんな悲しい未来は、私たちは絶対に避けたいと考えています。
だからこそ、クドウデンタルクリニックでは、お子さまが嫌がる場合は無理に治療を進めず、まずは「慣れる」ことからスタートします。
診療室に入るだけでもOK
お口を開ける練習だけでもOK
チェアに座ってみるだけでもOK
その日の様子を見ながら、少しずつステップアップしていきます。
できたときは、スタッフみんなでたくさん褒めて、自信を育てることを大切にしています。
② 痛みをできるだけ少なく

小児歯科治療で最も大切にしているのが、「痛みを少なくする工夫」です。
当院では、
表面麻酔(塗り薬)で歯ぐきをしびれさせてから、
細い針を使った電動麻酔器で、
痛みを感じにくいようにゆっくりと麻酔を行います。
さらに、治療中もこまめに声かけをして、お子さまの表情や様子をよく観察しながら進めます。
「痛いのかな?」
「怖いのかな?」
そんなサインを見逃さないことが、とても大切だと考えています。
③ 親御さんへの配慮としっかりした説明

お子さまの治療は、親御さんにとっても緊張するものですよね。
「何をされるのか分からない」
「今どうなっているんだろう」
そんな不安を少しでも減らせるよう、治療前後の説明をしっかり行います。
なぜこの治療が必要なのか
今の状態はどうなっているのか
治療にかかる期間や費用
ご家庭でできるケアのアドバイス
分かりやすい言葉で、丁寧にご説明します。
また、親御さんが同席できる診療スタイルもご用意していますので、お子さまの不安もぐっと軽減できます。
クドウデンタルクリニックで行っている小児処置メニュー
ここからは、当院で行っている主な小児処置について、詳しくご紹介します。
シーラント(虫歯予防処置)

シーラントとは、奥歯の細かい溝を専用の樹脂でコーティングする処置です。
奥歯は生えたばかりだと溝が深く、汚れがたまりやすいため、虫歯になりやすい場所です。
シーラントをすることで、食べかすや細菌が入り込むのを防ぎ、虫歯リスクを大幅に減らすことができます。
「まだ歯みがきが上手にできない」という年齢のお子さまにも、強い味方になります。
痛みはありません
1本あたり数分で完了します
保険適用(条件あり)です
フッ素塗布(歯を強くする)

フッ素には、
歯の再石灰化を促す(虫歯の初期回復)
歯質を強化する(虫歯菌の出す酸に負けない歯にする)
という2つの大きな働きがあります。
定期的なフッ素塗布によって、虫歯になりにくい強い歯を育てましょう。
当院では、高濃度のフッ素塗布を3~6か月ごとにおすすめしています。
※年齢やお口の状態によって異なりますので、ご相談ください。
歯のクリーニング(PMTC)

毎日がんばって歯みがきしていても、どうしても落としきれない汚れがあります。
特に、奥歯の溝や歯と歯の間は、磨き残しがたまりやすい場所です。
そこで、当院では定期的な専門クリーニング(PMTC)をおすすめしています。
お子さまの将来の健康のために、クリーニングはとても大切です。
専用の機械で優しく汚れを除去
バイオフィルム(細菌の膜)を破壊
歯の表面をツルツルにして、汚れがつきにくくする
ハミガキ指導(ブラッシング指導)

「ハミガキしてるのに虫歯になっちゃった」
そんな声もよく聞きます。
実は、ハミガキにはコツがあるのです。
当院では、お子さま一人ひとりに合わせて、
正しい歯ブラシの持ち方
磨き方のポイント
歯ブラシの選び方
などをわかりやすくお伝えしています。
楽しく学びながら、自分で歯を守る力を育てていきましょう。
仕上げ磨き指導

小学生ぐらいまでは、親御さんによる仕上げ磨きがとても大切です。
ですが、なかなか難しいですよね。
どこを重点的に磨けばいい?力加減は?
どんな体勢で磨いたらいい?
嫌がらないコツは?
そんな疑問にも、プロが優しくサポートします。
仕上げ磨きのコツを楽しく学べるので、毎日のケアもぐんと楽になりますよ。
小児歯科に関するよくある質問(Q&A)